投稿者: ochibisann

  • マーブル染めのやり方

    みなさんこんにちは 稲村一子です。

    今回はマーブル染めのやり方というテーマでやっていこうと思います。

    マーブル染めのやり方

    用意するもの

    布(縫製済ハンカチ 紙他)

    マーブル染料(染料やインク)

    バケツや平皿または簡易バット

    割り箸竹串(模様を作るため)

    新聞紙やビニールシート:作業スペース

    ハンカチ用伸子

    マーブリング糊

    まず70℃くらいの湯900mlに マーブリング糊Hを5g溶かし1~2分で粘りが出 さらに10分程放置すると

    透明に溶解します。冷えたらマーブリングレベラーを5g加えて混ぜます。

    簡易バット

    その後糊液を枠に流し込みます。枠は簡易バットでもいいでしょう。

    塩ビパイプと継ぎ手を使って枠にしビニールシートを敷いて 簡易バットを作ります。

    塩ビパイプと継ぎ手の組み合わせで 好みの大きさに出来ます。

    マーブルカラー滴下

    次に糊面にできるだけ近づけて マーブルカラーを滴下します。

    箸や串等の細い棒で 糊液を動かし 模様を作ります。ここがマーブル染めの 醍醐味になります

    お好みの形になるまで試してみてください。

    模様の写しとり

    伸子等を張った布を水平にして糊に浸け 模様を写しとります。

    その後模様の上からやさしく水をかけ軽く洗います。

    布または紙を平らに広げ 日陰で乾かします。

    色の固着

    よく乾いたら ドライアイロンを 裏表かけて色を固着させます。

    注意点

    安全のため 染料を扱う際は手袋を着用し 換気の良い場所で作業してください。

    糊液は 新聞紙を貼って 汚れを取れば また新しい模様に使えます。

    初めての場合は 少量の布や紙で練習してみると良いでしょう。

    同じ模様は二度とないので 楽しんでください。

    みなさんもやって見ませんか?

    今回はここまで。またお会い出来ると嬉しいです。

     

  • チューリップの水彩画の描き方のテクニックを徹底解説します。

    チューリップの水彩画の描き方のテクニックを徹底解説します。

    みなさんこんにちは! 稲村一子です。

    今回はチューリップの水彩画の描き方というテーマで 書いて行こうと思います。

    水彩でチューリップを描く時は 一輪だけとか花芯を含めて描いたり 並列しているお花畑を描いたり いろいろあると思います。

    紙の選び方

    ホワイトワトソン等シボのある水彩紙を選びましょう。

    水彩紙は水をしっかり吸収できるため にじみやぼかしがきれいに表現出来ます。

    紙の種類

    ホットプレス(滑らか)とコールドプレス(ざらざら)などがあります。

    コールドプレスはテクスチャーがあり 筆のタッチが生かされるため

    特にお花の描写には適しています。

    紙の厚さ

    水彩紙は一般的に厚さが異なるものがあります。300gsm(グラム/平方メートル)のものが推奨されます。

    厚い紙は多くの水を使用しても波打ちにくく 安定します。

    紙のサイズ

    描きたいチューリップの大きさや 構図に応じて紙のサイズを選びましょう。

    A4やA3など 使いやすいサイズを選ぶといいでしょう。

    色の影響

    水彩紙は色ののりやすさにも影響します。

    独特の風合いを持つ水彩紙を選ぶことで より豊かな色合いを表現することが出来ます。

    紙の価格と質

    品質の良い水彩紙はコストがかかりますが 仕上がりに大きく影響します。

    完成させたい作品には上質なものを用い 予算と目的に応じて適切なものを選びましょう。

    下描きの仕方

    構図を考える

    まず チューリップの配置や全体の構図を考えます。

    何本のチューリップ描くか 背景はどうするのか決めます。

    軽く下描きする

    鉛筆でチューリップの形を軽くスケッチします。花びらや茎の形を意識しながら描いてください。

    この段階では 細かいディテールを省略しても大丈夫です。

    色の塗り方

    背景を塗る

    水彩の特性を活かして背景を塗ります。

    明るい色から暗い色へとグラデーションをつけると チューリップが引き立ちます。

    乾いてから次のステップに進みます。

    チューリップを塗る

    花びらをメインの色で塗ります。例えば 赤やピンクのチューリップなら その色を薄く塗った後

    徐々に濃い色を重ねていきます。

    水を多めに使って ぼかし効果を利用するといいでしょう。

    影をつける

    花びらの内側や 茎の部分に影をつけることで立体感を出します。

    暗い色を少しずつ重ね塗りして 自分がイメージする影を調整します。

    光源がどちらから当たっているのか 考えて塗ります。

    細部を描く

     

    花芯は鮮やかなので絵になります。チューリップは交配されてたくさんの品種が 出回って

    いるので ハッとこころに響いたものを選びましょう。

    細い筆を使って 花びらの筋やテクスチャー 葉の脈などの細かい部分を描き加えます。

    これにより よりリアルな印象を与えることが出来ます。

    仕上げ

    最後に全体を見て 必要に応じて調整します。

    特に明暗やコントラストを強調することで 絵全体の魅力が増します。

    完成した絵をしっかりと乾燥させます。

    水彩は乾くと色が変わることがあるので よく確認してください。

    まとめ

    花によってはいろいろなのでバリエーションを 持たせて描いていきましょう。

    仕上げに葉をグラデーションを用いて 美しく塗るのがいいと思います。

    チューリップの水彩画を描く際は 構図や色の選び方に注意を払い

    徐々に重ねていくことで深みのある作品に仕上げることが出来ます。

    楽しんで描いていきましょう。

    今回はここまで。またお会い出来ると嬉しいです。

     

  • 花の水彩画の描き方のテクニックを徹底解説します。

    花の水彩画の描き方のテクニックを徹底解説します。

    みなさん こんにちは!

    稲村一子です。

    今回は花の水彩画の描き方のテクニックを徹底解説します というテーマでお送りしたいと思います。

    水彩で花を描く時は 本物を見て描くのが一番ですが 自分でいろいろな写真を集めてきてもいいと思います。

    [1]紙の選び方

    紙はホワイトワトソン等シボのある水彩紙を使います。

    水彩画の紙の選び方で検索すると 大量に出て来てわからないので モチーフに合わせた大きさの

    スケッチブックやブロックでもいいかと思います。

    紙の厚み

    厚手の紙を選ぶと 水を使った技法に耐えらえ 反りにくくなります。

    テクスチャー

    シボ ホットプレス(スムース) コールドプレス〈中程度)など 紙の表面のテクスチャーによって

    筆致や色の広がりが変わります。

    それぞれの質感を試して 自分のスタイルに合ったものを見つけてください。

    色合い

    白い紙を選ぶと色が鮮明に出ますが 少しクリーム色の紙は

    温かみのあるトーンを加えることが出来ます。

    ブランド

    ホワイトワトソンの他にも アーチスや ストラスモアなど

    評判の良いブランドがありますので 試しに使ってみても良いでしょう。

    用途に合わせる

    スケッチや実験的な作品には安価な紙を 完成させたい作品には

    高品質な紙を使うと良いでしょう。

    その花の繊細さなどで紙の厚さを変えます。

    大胆な花であればシボの粗めの超特厚口にしたり

    繊細な花であればシボの細かい薄口にしたりします。

    [2]下描きの仕方

    まず3Bくらいの鉛筆で植物のアウトラインを描いていきます。下描きはしないという人も多いですが

    私の場合は 鉛筆できちんとスケッチしていきます。

    鉛筆の線が気になる方は アウトラインを描いた上から練り消しで 優しく抑えてもいいと思います。

    アウトラインの描写

    どの角度から描くかを決め 花の大体の形を軽く描きます。

    中心部分や花びらの配置を考え 全体のバランスを意識しましょう。

    基本的な形を描く

    花びらや茎の大まかなラインを 単純な形(円 楕円 長方形)で捉えます。

    複雑な部分は後で細かく描き込みます。

    詳細の追加

    花びらのラインをより詳しく描きます。花びらの重なりやカーブを意識し 自然な形に仕上げます。

    花の中心や しべ 葉の形状も描き込みます。

    全体のバランス

    描いた花を見直し 全体の配置や比率がバランス良くなるように調整します。

    消しゴムで不要なガイドラインを消し 描きたい部分を際立たせます。

     

    [3]色の塗り方

    まず背景から水をひいてから ぼかしながら季節にあった好みの色をおいていきます。

    また背景を塗る場合は薄い色を使って優しく塗ります。乾かしてから次に進みます。

    その後 なるべく本物と同じ色で花や葉を色づけしていきます。

    光源がどちらから当たっているのか 考えて塗ります。

    花びらの輪郭に注意しながら優しくグラデーションをつけます。

    好みの色になるまで水で色をぬいたりしながら 描き進めます。

    細かいところは 細い筆に持ち替えて 形がぼやけているところはそこを整えます。

    影の部分は 花によっては明るめのオレンジ色等でぬるといいと思います。

    ペリカンのきれいなグレーでもいいかと思います。

    花によっては 仕上げに花芯を濃いめの絵の具で 点々と描きます。

    水をつけたきれいな筆で 修正もできます。

    全体を見て修正していきましょう。

    色の塗り方のポイント

    ・湿潤技法:布やティッシュで花びらの端をぼかすことで 自然なグラデーションを作ります。

    また 濡れた面に色を足すことで 柔らかい印象を与えることが出来ます。

    ・乾燥技法:下塗りを乾かした後に 追加の色を加えると 輪郭や細部がはっきりします。

    ・透明度の調整:水の量を調整することで 色の透明度を変えられます。

    薄い色から始め 色を重ねていく方法が効果的です。

    ・色の混合:パレットで色を混ぜ合わせ 新しい色を作り出すことも大切です。

    花の色は一色だけではなく 複数の色を使って立体的に見せます。

    まとめ

    水彩画で花描く時は 植物の本物を見て描くのが一番ですが 自分でいろいろな

    写真を集めてきてもいいと思いますが 必ずしも写実にこだわる必要はありません。

    のびのび描いていきましょう。

    今回はここまで またお会い出来ると 嬉しいです。

    ではまた。

  • 玉ねぎの皮で草木染め一回で染める方法をお伝えします。

    みなさんこんにちは 稲村一子です。今回は玉ねぎの皮で草木染め一回で染める方法をお伝えします。

    玉ねぎは大量に必要なので 炊き出しなどするところなどから頂いてくるといいと思います。

    絹または羊毛を100g染める場合

    玉ねぎの皮をににステンレスのハサミでできるだけ細かく切り木綿の袋などに入れ口を 輪ゴムなどで縛ります。100g

    ~500gくらい用意するといいでしょう。玉ねぎの皮は多いほど 黄金色になります。

    熱湯2.5ℓに玉ねぎの皮の縛ったものを入れ 30~60分間煮出します。玉ねぎの皮も植物も細かく切るほど 色素

    が早く溶け出します。

    玉ねぎの皮を移し変え 2回目の煮出しを行います。1回目 と2回目の液を混ぜ合わせて染色します。

    液の色が淡くても色素が多い植物や 濃い液でも淡くしか染まらない植物もあります。

    いよいよ染色していきます。

    煮出し液5リットルに アニノールW(安定剤)と錫原液またはチタン原液を20ccを溶かし染色液を作ります。

    染色液に濡らした布を浸け ムラにならないよう よく動かしながら10分程染めます。

    加熱し 80~90℃で30分染めます。好みの色になれば途中で引き上げてかまいません。

    できるだけ濃く染めたい場合は 冷ましながら染色します。

    水洗いします。

    40~50℃の湯2リットルに ユニソフナーSSを入れ 柔軟仕上げします。

    20分布を浸けてよく動かします。

    水洗いせず 脱水して乾燥して出来上がり。

    素晴らしい黄金色になりますよ。

    ではまた。

     

     

     

     

  • 木綿Tシャツを輪ゴムで絞り模様をつける染め方徹底解説します。

    みなさんこんにちは!稲村一子です。今回は木綿Tシャツを輪ゴムで絞り模様をつける染め方をやっていこうと思います。

    用意するもの

    木綿Tシャツ100g

    シリアス染料1.5g

    無水芒硝または塩20g

    タナフィックスN10cc

    100均の菜箸等

    いよいよ絞っていきます。広げた時どうなるかシミュレーションしながら輪ゴムでくくります。

    洗って柔軟剤をしていないTシャツを使います。

    いよいよ染めていきます。

    熱湯100ccに好みのシリアス染料1.5gを入れスプーン等でよく混ぜます。溶けきらない場合は加熱し完全に溶かします。

    50~60℃湯3リットルに溶かした染料を加えます。無水芒硝または塩20gを加えよく混ぜます。

    Tシャツを水に軽く浸けてから 染料液に入れ ガスコンロ等で加熱し80℃くらいまで昇温します。

    20分くらい菜箸で動かしながら 60~70℃になるまで 放冷します。

    軽く水洗いします。色の出るのが少なくなれば フィックス液に移します。

    水2リットルに タナフィックスN10ccを入れ 時々動かしながら10分浸けます。色の流れ出るのが止まります。

    軽くすすぎ洗いします。

    輪ゴムを取る 楽しみな 一瞬です。

    乾燥して出来上がり。

    私も33人の高校生と一緒にワークショップをやりました。楽しかったですよ。

    ではまた。

  • デルクス染料でシルクTシャツの染め方徹底解説します

    用意するもの

    シルクTシャツ100g

    デルクス染料2g

    酢酸90% 5cc

    WSソープ 10cc

    ステンレスボール

    かき混ぜる棒

    ゴム手袋

    Tシャツの洗浄

     

    1)2リットルの50~60℃の お湯に WSソープをいれ 洗浄液を作ります

    2)時々動かしながら洗います 5分程

    3)40~50℃の 湯で すすぎ洗いします

    Tシャツを染める

    4)ビーカー等に 熱湯を100cc入れ 染料を加えスプーン等で よく混ぜ合わせます

    溶けきらない場合は 加熱し完全に 溶かします

    5)溶かした染料液を(好みの色) 50~60℃の湯 5リットルに 加えます

    6)染色助剤 酢酸90% 2.5cc加えます

    7)Tシャツを 手早く入れ よく 動かしながら 染色します 2~5分程

    8)ガスコンロ等で加熱し 80~90℃まで昇温します 染めムラ防止のため

    拡げるなどして よく動かしますが あまり動かし過ぎると 絹の表面が こすれて傷み

    濡れている時は わかりませんが 乾燥すると 白くけば立って しまいます

    30分間くらい染めます

    9)染料の 吸収が 悪く 染料が 多く残っている場合 酢酸90%を2.5cc

    追加します

    仕上げ

    10)軽くすすぎ洗いします

    11)乾燥中の 色流れ 色移り防止のため 水2リットルに 2ccの酢酸液に 浸けます

    12)酢酸液に 1~2分浸けた後 そのまま絞って乾燥します

    13)乾燥して出来上がり ゴム輪や 板等で絞ったら バラエティーの ある素敵な

    Tシャツになりますよ

     

  • シリアス染料で木綿Tシャツの染め方徹底解説します

    用意するもの

    木綿Tシャツ100g  シリアス染1.5g  無水芒硝20g  タナフィックス10cc

    WSソープ10cc  ステンレスボール  かき混ぜる棒  ゴム手袋

    (1)洗浄液を作ります

    50~60℃の湯 2リットルに WSソープ10ccを入れて混ぜ合わせます

    (2)時々動かしながら Tシャツを洗います

    (3)40~50℃で軽くすすぎ洗いします

    (4)熱湯100ccに お好みのシリアス染料を 1.5g入れて混ぜ合わせます

    溶けきらない場合は 加熱し完全に 溶かします

    (5)溶かした染料液を 50~60℃の湯 3リットルに加えます

    (6)無水芒硝20g加え ガラス棒またはステンレス棒で よくかき混ぜて溶かします

    (7)あらかじめ 輪ゴム等で 絞ったTシャツを ゴム手袋をして2~5分程入れます

    (8)ガスコンロ等で加熱し 80~90℃まで昇温します 30分間くらいよく動かしながら染めます

    (9)加熱を止め 60~70℃に冷えるまで 動かしながら放冷します

    (10)軽く水洗いします 色の出るのが少なくなれば フイックス液に移します

    (11)水2リットルに タナフィックスNを10cc入れ フィックス液を作ります

    (12)時々動かしながら10分 浸けます 色の流れ出るのが止まります

    (13)40~50℃で 軽くすすぎ洗いします

    (14)絞っておいた輪ゴム等を 外し脱水機等を 使ってから 乾燥して出来上がり

    絞りかたにより いろんな表情を 魅せるので 楽しいですよ

     

  • 草木染め一回で染める初心者にもわかりやすい方法徹底解説します

    草木染め一回で染める初心者にもわかりやすい方法徹底解説します

    草木染め植物を煮出す基本工程

    絹または羊毛を100グラム染める場合

    植物をステンレスのはさみでできるだけ細かく切り

    木綿等で作った袋に入れて縛ります

    鉄のはさみは鉄分が混入するので避けます

    生植物で100から500g 乾燥植物で20から100g使用します

    熱湯に植物を入れて30から60分間煮ます

    植物を細く切るほど色素が早く溶け出します

    植物を引き上げ移しかえ2回目の煮出しを行います

    1回目と2回目液を混ぜ合わせて染色します

    いよいよ染めに入って行きます

    煮出し液5リットルに アニノールW(安定剤)20ccと

    錫原液またはチタン原液20ccを 溶かし染色液を作ります

    軽く濡らした布を浸け むらにならないよう よく動かしながら

    10分程染めます 40から50℃で

    加熱し 80から90℃で30分程 染めます

    好みの色になれば 途中で引き上げてかまいません

    できるだけ濃く染めたい場合は 冷ましながら染色します

    水ですすぎ洗いします

    これでだいたい終わりですが ユニソフナーSSで

    柔軟仕上げをするともっと良いと思います

     

    玉ネギの皮 春は柏餅の柏 秋はブドウの皮でも

    ほとんどのもので 染めることができるので 楽しいですよ

    田中直染料店勤務をしていましたので その知識を 参考にしています