草木染め植物を煮出す基本工程
絹または羊毛を100グラム染める場合
植物をステンレスのはさみでできるだけ細かく切り
木綿等で作った袋に入れて縛ります
鉄のはさみは鉄分が混入するので避けます
生植物で100から500g 乾燥植物で20から100g使用します
熱湯に植物を入れて30から60分間煮ます
植物を細く切るほど色素が早く溶け出します
植物を引き上げ移しかえ2回目の煮出しを行います
1回目と2回目液を混ぜ合わせて染色します
いよいよ染めに入って行きます
煮出し液5リットルに アニノールW(安定剤)20ccと
錫原液またはチタン原液20ccを 溶かし染色液を作ります
軽く濡らした布を浸け むらにならないよう よく動かしながら
10分程染めます 40から50℃で
加熱し 80から90℃で30分程 染めます
好みの色になれば 途中で引き上げてかまいません
できるだけ濃く染めたい場合は 冷ましながら染色します
水ですすぎ洗いします
これでだいたい終わりですが ユニソフナーSSで
柔軟仕上げをするともっと良いと思います
玉ネギの皮 春は柏餅の柏 秋はブドウの皮でも
ほとんどのもので 染めることができるので 楽しいですよ
田中直染料店勤務をしていましたので その知識を 参考にしています