チューリップの水彩画の描き方のテクニックを徹底解説します。

みなさんこんにちは! 稲村一子です。

今回はチューリップの水彩画の描き方というテーマで 書いて行こうと思います。

水彩でチューリップを描く時は 一輪だけとか花芯を含めて描いたり 並列しているお花畑を描いたり いろいろあると思います。

紙の選び方

ホワイトワトソン等シボのある水彩紙を選びましょう。

水彩紙は水をしっかり吸収できるため にじみやぼかしがきれいに表現出来ます。

紙の種類

ホットプレス(滑らか)とコールドプレス(ざらざら)などがあります。

コールドプレスはテクスチャーがあり 筆のタッチが生かされるため

特にお花の描写には適しています。

紙の厚さ

水彩紙は一般的に厚さが異なるものがあります。300gsm(グラム/平方メートル)のものが推奨されます。

厚い紙は多くの水を使用しても波打ちにくく 安定します。

紙のサイズ

描きたいチューリップの大きさや 構図に応じて紙のサイズを選びましょう。

A4やA3など 使いやすいサイズを選ぶといいでしょう。

色の影響

水彩紙は色ののりやすさにも影響します。

独特の風合いを持つ水彩紙を選ぶことで より豊かな色合いを表現することが出来ます。

紙の価格と質

品質の良い水彩紙はコストがかかりますが 仕上がりに大きく影響します。

完成させたい作品には上質なものを用い 予算と目的に応じて適切なものを選びましょう。

下描きの仕方

構図を考える

まず チューリップの配置や全体の構図を考えます。

何本のチューリップ描くか 背景はどうするのか決めます。

軽く下描きする

鉛筆でチューリップの形を軽くスケッチします。花びらや茎の形を意識しながら描いてください。

この段階では 細かいディテールを省略しても大丈夫です。

色の塗り方

背景を塗る

水彩の特性を活かして背景を塗ります。

明るい色から暗い色へとグラデーションをつけると チューリップが引き立ちます。

乾いてから次のステップに進みます。

チューリップを塗る

花びらをメインの色で塗ります。例えば 赤やピンクのチューリップなら その色を薄く塗った後

徐々に濃い色を重ねていきます。

水を多めに使って ぼかし効果を利用するといいでしょう。

影をつける

花びらの内側や 茎の部分に影をつけることで立体感を出します。

暗い色を少しずつ重ね塗りして 自分がイメージする影を調整します。

光源がどちらから当たっているのか 考えて塗ります。

細部を描く

 

花芯は鮮やかなので絵になります。チューリップは交配されてたくさんの品種が 出回って

いるので ハッとこころに響いたものを選びましょう。

細い筆を使って 花びらの筋やテクスチャー 葉の脈などの細かい部分を描き加えます。

これにより よりリアルな印象を与えることが出来ます。

仕上げ

最後に全体を見て 必要に応じて調整します。

特に明暗やコントラストを強調することで 絵全体の魅力が増します。

完成した絵をしっかりと乾燥させます。

水彩は乾くと色が変わることがあるので よく確認してください。

まとめ

花によってはいろいろなのでバリエーションを 持たせて描いていきましょう。

仕上げに葉をグラデーションを用いて 美しく塗るのがいいと思います。

チューリップの水彩画を描く際は 構図や色の選び方に注意を払い

徐々に重ねていくことで深みのある作品に仕上げることが出来ます。

楽しんで描いていきましょう。

今回はここまで。またお会い出来ると嬉しいです。